ばしょうの日常

大学生の日常・考えたことなどを書いてます。

生まれるものと消えてゆくもの

今日のニュースで「タバコ税が上がることによってタバコの値段が500円を超える」というものがありました。

このニュースについては賛否両論あり、「タバコを吸う人が少なくなるから嬉しい」「またタバコが吸いにくくなってしまう」といったものから、「タバコを買う人がいなくなって逆にタバコから入ってくる税金がなくなっちゃうんじゃないの」といったものまでありました。

おそらくタバコの値段が上がることによって一番打撃を喰らうのはタバコ会社やJT日本たばこ協会)です。タバコが売れなくなってはタバコ会社は経営ができなくなってしまいます。潰れる会社も出てくるでしょうし、経営難でリストラされる人も出てくるかもしれません。

ですが、こうして社会が変化することで業種がなくなってしまうということは何度もありました。例えば、昔は電話をかける際には直接相手とすぐに話せるのではなく、交換手という人が回線をつなぐことによって電話ができていたのです。ですが技術の発展に伴ってもうそんな人はいなくなってしまいました。

逆に新たな産業が生まれることだってあります。現在のコロナ渦ではテレワーク化が進行したことにより、ZoomやWebexといったリモート会議を取り扱う会社がどんどん進出してきました。コロナ渦によって窮地に立たされる職種もあれば、それがチャンスとなる職種もあるのです。

社会は変わります。社会の変化によって会社や文化がなくなったり、新たに起こったりするのは当たり前のことです。個人的には、今回のタバコ値上げも政府がタバコを辞めさせたくて行ったことであるとも考えていますし(他にもいろいろ理由はあると思いますが)、それによってタバコ文化が潰れていくのはまあしょうがないことだと思います。

ただし、社会の変化によって職を失ったり生活が困窮してしまったような人々を「時代の変化だ」と言ってそのままにしていいのかといえば、そんなことはありません。そのような人々に対しては政府や自治体から生活保障などでお金を給付したりして生活を支えてあげるべきであり、それが行政の役割の一つです。また、社会みんなでそんな人々を一人ぼっちにはせずに支えてあげることが必要だと思いますね。

このコロナ渦の中でも、時代は止まっていません。今日も動いています。何かが生まれ、何かが消えています。そのせいで中には生活できなくなってしまった人もいます。そんな時にはみんなで支えてあげる、そして乗り越えていく、そんな社会が目指されるのではないでしょうか。

 

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