ばしょうの日常

社会人一年生のひとりごと

あの楽しかった時間はもう帰ってこない

最近、「一年前の今頃は…」と振り返ることが多いです。

 一年前の夏休み、僕は大学の受験勉強で結構キツかったです。模試の結果を見て「あ〜また今回もダメダメだな」と思って落胆するし、「周りの友達に勉強で抜かされていないか」みたいなちょっとしたことですぐ気分が落ち込むし。

僕は塾には通っていなかったので、「今まで勉強してこなかった奴らには抜かされたくない!!」と思って頑張って勉強していました。

家で勉強できる人間ではなかったので、学校の夏季講習や部活がない日はなるべく電車に一日何時間も乗車し(大回り乗車)、参考書とにらめっこしていました。

受験勉強も大変だったのですが、僕は三年生なのに部活の文化祭の準備もあったし、しかも校舎のお別れプロジェクトみたいなののスタッフもしていたので大忙しでした。

 でも、この時間はとても充実していた時間でした。

部活の文化祭を成功させようと部員みんなで朝8時から夜10時まで一緒に頑張ったこととか、友達との何気ない会話とか、全てが楽しかったです。

大回り乗車で勉強する時も、そりゃもちろん勉強するんですけど、「今日はいつもと違う路線に乗ってみよう!」と思って自分の未知の路線に乗りまくって、自分の存在や当時の悩みがいかにちっぽけなものなのか学んだことも自分の心にはとても響いたし。

なんかそういう「どこに向かっていくかわからないけど突っ走っていく感」が最高でした。

 

でも今年は大学一年生の夏休みということで、自分がまずやらなくてはいけないことは学費を稼ぐことで、そのためにはバイトを探さなくてはいけない。

バイトに入ったところでやる作業は単調化された作業をロボットのように淡々とこなすだけで、学べることはあるのかもしれないけどつまらないし(そんなことを言っていても始まらないが)。

「あいつ今元気にやっているかな?」と思って連絡してみたいけど、相手はもう自分とは別の人生を歩んでいるはずであってその人に迷惑をかけたくないと思って連絡できないからだんだん頼れる人もいなくなってひとりぼっちになっちゃう。大学の同級生も知らない人だし。

自分も、周りの人や環境も変わっちゃったし、もうあの楽しかった頃には戻れないんだなって実感しました。

 

でも今はとりあえず全力で生きるのみ。

辛いけど頑張るしかない。