ばしょうの日常

世界一自己肯定感の低い男

僕がライナーに乗る理由

 

ここ最近、都市部などで「座席指定列車」というものがよく走っている。これは朝や帰宅時間帯のラッシュ時間に「確実に座って帰りたい」という需要が近年増加していることに伴い運転されているものである。東京だと、小田急の「ホームウェイ」や京王の「京王ライナー」、京急の「Wing号」、西武の「Sトレイン」「拝島ライナー」など。JRも湘南方面への「湘南ライナー」、八王子方面への「はちおうじ(旧中央ライナー)」など、各社がこぞって競争している。座席指定料金は大体300〜600円くらい。

さて、ではもしあなたが都市部で用事があって郊外の家に帰るとき、この座席指定列車を使って帰るだろうか?

僕は京王線沿線に住んでいるのだが(晒してしまった。)、新宿から自分の家に帰るときに時々座席指定列車の「京王ライナー」を使う。もちろん毎回乗れるほどお金は持っていないので、本当に疲れた時やちょうどいい電車がこの列車の場合のとき、がんばったご褒美を自分にあげるときなどで使っている。京王ライナーの座席指定券は410円。個人的には高い。でも僕はライナーに乗る。たかだか30分くらいだけど、それでも乗る。他の人から見れば「お金の無駄遣い」だと思うかもしれない。だけど、僕はこのライナーを使うちゃんとした理由がある。単に「鉄オタだから」ではない。もっとちゃんとした理由だ。しかしそのことを話す前に、まずは僕のお金の使い方について話していこうと思う。

僕のお金の使い方、それは「徹底的なケチ、だけど出すところには遠慮なく出す」である。友達にはあまり思われていないかもしれないが、僕はとにかくケチである。両親のお墨付きだ。ご飯を自分で買う時はお金をかけたくないから抜くかカップ麺一個。おやつはお金の無駄遣いなので買わない。ジュースだって買わない。毎日買っているやつはばかばかしい(個人の見解)。誰かと飯に行く時も大体安いやつ。歯磨き粉はギリギリまで使い倒す。少ししか使っていないティッシュはまだ半分使っていないからそこを使ってから捨てる。とまあとにかくケチである。引いた人もいるだろう。

しかし、逆に僕はお金を出すところには徹底的に出す。高三の文化祭で鉄道模型を走らせることになった時、車両をフル編成にしたり室内灯をつけたりレールを買ったり、おそらく3万は出した。旅行先ではそこでしかできない体験をするためにお金を使う。今使っているMacBookは親に買ってもらったものだけど、確かに高いけど安いパソコンにしようという遠慮はしなかった。今自分が欲しいものは大体とても高いものばかりだ。ダイソンの掃除機やいいクロスバイク広辞苑など。だけど安いものに妥協はしない。

なぜ妥協をしないのか。それは僕が「その高いものを買うことによって金額以上の価値を見出せればいいと思うから」である。お金は重要なものだけど、それ以上に自分の生活価値を高める方が大切だと思う。先ほど話した文化祭の例も、そもそも鉄道模型をあんなに広げて走らせることのできる機会はなかなかないし、それを高校時代にできることは本当に凄いことだと思う。そのせっかくの機会に金を払わなければつまらないものになっていただろうし、自分も満足していなかっただろう。お金を投資したことでで自分も楽しかったし、みに来てくれていた人に楽しんでもらえたのが嬉しかった。この時自分は投資額以上の価値を見出せたと感じる。もう二度と来ないかもしれないような機会で最大限の価値を生み出したのだ。他のものだってそうだ。たとえ高くても、そこにはお金には変えられない価値が存在する。友達と話す空間、イベントの空間など、その時間を最大限に使うためにお金を使う。

話を戻そう。

僕がライナーに乗る理由は「ライナーに乗ることでそれ以上の価値を見出せればいいと考えているから」である。普通の電車では体験できないような時間を作り出すため、誰かと大切な時間を過ごすため、元気を出すため、まあそんなところだ。受験時代には英語の長文を読むためにライナーを使ったこともあった。他にも鉄オタ特有の理由はあるが。ライナーに乗って自分が満足できるなら乗る。逆にライナーに乗ってもそのお金分の価値を見つけられない時は乗らない。そう決めている。

高校の部活メンバーでニコニコ超会議に行ったことがあった。みんなで新宿に待ち合わせで、その時たまたまライナーに乗ればちょうどよくつける時間だったので僕は朝ライナーを決めた。その時は高三で受験生だったので勉強道具を少し持っていったのだが、混雑に巻き込まれず朝勉強をすることができた。そして新宿に着いたら今度は遊びに行くモードに切り替えて出発できる。待ち合わせ場所までの疲労は0。最高である。新宿駅で待っていた部員や後輩に「ライナーで来ました!」といったとき、周りから「すげー」だの「ヤバw」だの言われた。でもこれが会話のきっかけにもなったし、その場を笑顔にさせることができた、またちょっとドヤれたという面でもう400円以上の価値である。自分でも正直うまく言葉に表せないけどよかった。そのときにしかできない体験をぼくはしたのだ。誰がなんと言おうと構わん。

というわけで、今回は僕がライナーに乗る理由を説明した。このブログを見ている人も、疲れた時とか、大事な人と一緒に電車に乗る時とかにはぜひ使って欲しい。きっとその時間をより価値のあるものに変えることができるだろう。