どうもこんにちは、ばしょうです。
先日、青春18きっぷを使って千葉県を走るJR久留里線に乗ってきました。今回は久留里線の紹介をしてみたいと思います。
なお、この記事では青春18きっぷについての説明はいたしません。青春18きっぷについて知りたい方は、以下のリンクで紹介しているのでどうぞご覧ください。
1.久留里線とは
久留里線とは、千葉県の木更津駅と上総亀山駅を結ぶ路線です。非電化路線なので、ディーゼルカーで運行しています。
この路線の特徴は、木更津駅以外で他の鉄道路線と交差しないことです。本来は、木更津駅から外房の大原駅まで「木原線」として開業する予定でしたが、結局開業することはありませんでした。現在は「いすみ鉄道」と「小湊鉄道」の二つの鉄道会社が外房と内房を結ぶ役割を果たしています。全長は32.2kmで、木更津駅から途中の久留里駅までは一時間に一本程度の本数がありますが、久留里〜上総亀山間は本数が少なく、ときには7時間ほど間隔が開くこともあります。全長は32.2km、最高速度は65km/hと少し遅めです。(Wikipediaより引用)
詳しくはWikipediaへ。
2.久留里線に乗ってきた
遠くに入換中の車両が。この列車に乗ることになります。
きました。
客層は高校生だったり、仕事帰りの人だったり色々いましたが、乗ったのは40人くらいで、3両もいらないレベルでした。ディーゼルの音を響かせて発車しました。
しばらくすると内房線と分かれ、西へと進みます。しばらくはのどかな景色が続きます。
ドアの上に路線図がありました。
横田駅が主要駅なようで、半分くらいの人が降りて行きました。
そして東横田駅からは方向を南に変えます。ここから少し山がちになります。
ここまで乗ってきて感じた第一印象、それは「遅い」ということです。地図的にも線形はそこそこまっすぐだと思うのですが(所々急カーブがあります)、60km/hくらいで進んでいきます。そう、この久留里線、最高速度はたったの65km/h。他の田舎ローカル線でももう少しスピードを出しますが、この路線はほんとにゆっくりでした。
また、乗り心地は新しい車両だからか良かったです。ディーゼルの音もうるさいとは思いませんでした。
自分の乗った列車は途中の久留里駅止まりです。ここで隣のホームにいる上総亀山行きに乗り換えます。この駅でほとんどのお客さんは降りて行きました。上総亀山行きに乗り換えたのは僕とお年寄り2人、高校生一人でした。
上総亀山行きの列車はワンマン列車でした。運賃箱も運転室の前に置かれ、降りる人は運転席付近のドアから降りるシステムです。バスみたいな運賃表もありました。
超田舎。家が見えない。。
途中の平山駅で高校生が降りて行きました。
久留里線の終点、上総亀山駅につきました。久留里駅から一緒だったお年寄りの人たちは、この駅で降りて行きました。自分も運転手さんに18きっぷを見せて降りました。
駅の近くには桜が咲いていました。
車止めと列車。
駅前には何軒か家があり、お食事処もありましたが、駅前以外にはほとんど何もありません。コンビニさえ見つけることもできませんでした。
本来はここからさらに西へ伸びて外房へとつながるはずだった久留里線ですが、ここから先へつながることはありませんでした。
さて、さっき乗ってきた列車に折り返し乗車して、木更津へと帰ります。
車止めが寂しそうにこちらを見ている。
久留里まで乗客は僕一人だけでした。少し乗務員さんに申し訳ない気分。でも窓を思い切り開けて楽しみました笑
実はこの久留里線、年々乗降客数が減少している路線で、2018年度の1日の平均通過人員が木更津〜久留里間では1500人、久留里〜上総亀山駅の間はなんと100人を切っているのです。(Wikipediaより)
木更津〜久留里間の間はまだしも、久留里〜上総亀山間に関しては廃線でも全然おかしくないレベルです。もっとも、廃線するにしても色々お金がかかりますし、運営企業が大手のJR東日本ですから廃止にする可能性は低そうですが。
久留里駅で途中下車。駅舎は上総亀山よりはまし。
久留里駅の壁に、こんなものがありました。「久留里駅を守る会」という団体のものだそうです。しかし僕はこれを見て少しツッコみたくなりました。なぜなら、1つ目の「乗車券や特急券は往復とも定期券や回数券も久留里線の駅で購入しましょう」という項目ですが、久留里線、何と特急券や定期券を買うことができる指定席券売機が木更津駅にしかないのです。本当に久留里線を守れるのかな〜、と思ってしまいました(ひねくれている)。昔は他の駅にも定期券や特急券が買えるようになっていたのかもしれないですね。
その後は久留里駅始発の列車に乗って、木更津駅まで帰ってきました。
3.感想
今回久留里線に乗って、お客さんの少なさや街の寂しさを知って少し不安にはなりましたが、窓から見える穏やかな景色が特に良かったです。また、学生の人も多く利用されていて、地元の足となっている路線であることを実感しました。
都心からも気軽に行けると思うので、よければ乗ってみてはいかがでしょうか。ただ、久留里から先は本数がとてつもなく少ないので注意してくださいね。