ばしょうの日常

社会人一年生のひとりごと

大学生活を振り返って(24卒)

こんにちは。

2024年4月から社会人になりました。

大学生活の記憶が薄れる前に、起きたことを簡単に振り返ればと思い、筆を取っています。

正直、これといって大きな成果を出したわけでもなく、就活成功・将来安泰というわけでもなく。平凡か、なんなら何もしていないと言われるような学生生活でしたが、それも含めて思い出のひとつとして残せればと思います。

 

 

2020年度(1年生)

いきなりのコロナ騒動。秋学期の数回しかキャンパスには足を運べませんでした。

授業がフルリモートだったのも今となっては懐かしい気分。

コロナゆえ、バイトどうしようと悩んでいるうちに、他の人は塾でバイトをしていたり、ちゃっかり友達を作ったりして、何もできない自分が嫌になって泣いていたこともありました。動かない自分が悪いんだけどね。

8月になってようやく始めた飲食店でのバイトは、自分の無能さをいつも感じていました。マルチタスク、お客さんに詰め寄られ、バックヤードは忙しさでギスギス。今となっては「適性がなかっただけだよ」と思いますが、当時金銭的に苦しかった僕にその言葉は意味がなかったのでしょう。バイト終わりにストレス解消でよく行ったあの場所のことはよく覚えています。結局、2年生の6月で辞めました。

授業自体は問題なくついていけました(文系だから、か)。学習していて面白いと思っていましたし、後の学年ではアンケートなどなんらかの調査をしてみたいと思うようになりました。この4年間、勉強だけはちゃんとしていたように思えます。

自分の稼いだお金で、18きっぷを使って旅をしました。全部日帰りでしたが、行ったところのない場所に行けてなかなかに楽しかったのを記憶しています。この頃から、僕の旅好きが如実に現れることになります。

 

2021年度(2年生)

2020年度で傷つきまくったメンタルを戻すことが目標でした。結果的には戻りませんでしたが。

ゼミが始まりました。思えば、僕が大学生活で知り合った友人はゼミの人だけでした。

グループワークを通じていろんな人と関わるのが新鮮でした。

バイトを辞めたので、金欠になりました。金欠は、この頃から4年の終わり頃まで続いたように思えます。バイトは3年から再開しましたが、なんとかやりくりするレベル。もっと稼いでおけば、もっといろんな経験ができたのかなと、今になって思います。

ビアンキクロスバイクを買いました。移動範囲が広がり、大学にも自転車で行けるようになりました。大学生活で買ってよかったものランキング第2位です。

11月に、高校の友人にようやく会いました。卒業してからずっと友人に会うという行為すらありませんでした。

1月にはこれまた別の友人と麻雀をしました。麻雀をするのは初めてでしたが、見事にハマりました。

 

2022年度(3年生)

いろんなことに挑戦しようとした1年でした(めちゃくちゃやったかといわれると、そうでもない)。

この頃から心因性頻尿が起こり始めました。授業中、特に昼食後は地獄でした。

この年はゼミよりも実習の授業の方が内容的に充実していました。実際にアンケート調査を作成・実施し、そこで得た量的データを分析、報告書にまとめるというものでしたが、調査のスキルを身につけるとともに、細かいところに気づく力や、やることはやり切る力といった自分の強みに気づくこともできました。報告書の執筆も、卒論の前にいい経験となりました。

ゼミの方は、後輩が入ってきたこともあり、自分がどういう存在であるべきか、全体で円滑に進めるためにはどうすれば良いかをよく考えていたと思います。

就活を始めました。5月ごろにマイナビの説明会に行ったのがスタートでした。インターンは1DAYしか行きませんでした。3月から本選考でしたが、気分が落ち込みすぎていつも以上にゲームばかりしていた記憶があります。

事務バイトを11月終わり頃から始めました。飲食ではボロボロだった僕ですが、事務には適性があったようで、たびたび社員の方から褒めていただけました。あれほど苦手であった電話を取れるようになったのも、このバイトのおかげです。

2月に山形・仙台に旅に行きました。初めての泊まり旅・1人新幹線でした。米沢牛を食べたり温泉に入ったり、いろいろなことが新鮮で記憶に残る旅になりました。

 

2023年度(4年生)

この年が、大学生活で一番苦しくもあり、また充実もしていた1年でした。

就活は、自分が目指していたところには行けませんでした。しかし、今となってはそれでよかったんだと思います。自分の今の市場価値を理解しましたし、その企業に入っていたら苦しんでいそうな自分もなんとなく見えましたし。そして、今のままではダメなのだ、変わらなければいけないのだと気づくきっかけになりました。

ゼミの方も、当初は研究がうまくいかずに苦しんでいました。就活をしながら、授業のない日にも大学に行って文献を漁っていました。そしてとうとう一人ではどうにもいかなくなり、ゼミ生にサブゼミを開きたいと相談したこともありました。みんな快く「いいよ」と返事をいただけたことはとても嬉しかったですし、それがなければ今の自分はきっと居ないと思っています。ゼミ生には感謝しかないです。僕の分まで幸せになって欲しいです。

8月から新しくバイトを始めました。内容は事情により言えませんが(機密事項が多いのです)、自分の能力が遺憾なく発揮された職場であったと感じました。それ以外にも、9月からはTAを、10月からは去年働いていた職場でまたお世話になりました。結局3つを掛け持ちしましたが、おかげでお金にはある程度余裕ができ、カメラ購入や旅などに使うことができました。

秋学期の目標として「大学生活の7/8を取り戻す」というものを立てました。具体的には「変わること」「経験すること」「自分の価値を最大限相手に提供すること」の3つを目指しました。基本的には達成することができたと思っています。「変わること」では、ようやく髪型のセットを覚え始めたり、ゼミの発表方法を少し変えたりしました。「経験すること」では、友人と昼飯を一緒に食べるようにし、会食恐怖症の克服をめざしました。また、友人と泊まり旅にも行きました。「自分の価値を最大限相手に提供すること」では、ゼミで主に後輩の指導にあたったり、バイト先で貢献したりしました。

「気付くのが遅い」「やるのが遅い」それは重々承知しています。それでも、今気づけたということ、少しでも自分を変えようとしたことをとても良かったと、私は信じています。

 

総括

決して全部良かったわけでもなく、また悪かったわけでもなかった。起伏のない毎日であったかもしれませんが、学べること、自分を知ることができた、そんな4年間だったと思います。こうして振り返ることで、自分の活動に意味を与え、未来へと残すという取り組みができたと思います。

社会人になっても、大学での経験を糧に取り組みたいと思います。

 

〜以上、初出社の電車内と休憩時間を使って執筆しました〜