ばしょうの日常

社会人一年生のひとりごと

2023年を振り返って(就活と将来・ゼミ・人間関係・旅・変化)

2023年も終わりなので、ここで今年あったことを振り返っていきたい。

 

 

1月

正直、あまりない。強いていうなら、ゼミで打ち上げに行ったこと。会食恐怖症の自分は直前まで行くのを渋っていた。打ち上げ、今思えば自分はすごくひどい立ち回りをしていたと思う。喋らないし、スマホ見てるし…。でも、多分それくらいその状況が嫌(理想との乖離に嫌になってる部分もある)だったんだろう。こういう経験をしたのも大学生になってからは初めてだった。

 

2月

二つ。

なんといっても、初めて自分一人で一泊二日の旅行をしたことだと思う。どこかにビューーンを使って、山形と仙台を巡る旅。米沢牛や仙台の牛タンを食べたり、温泉に入ったり、一人で居酒屋に入ってみたり、ビジネスホテルに泊まってみたり。自分が今までしたことのないような体験を一度にすることができた。自分が一人でここまでできるっていうのを知ってちょっと嬉しかったし、他の世界を知る経験にもなった。今年一番やって良かった経験は、間違いなくこれ。

 

あとは、ユーミンミュージアムに行ったこと。曲を聴く以外にユーミンファンとしての活動を始めてしたと思う。これまで出してきたアルバムのジャケットを見たり、コンサートで使った衣装とかを見たり。初めての六本木でもあって、そこから見た景色は良かったな。そこで撮った東京タワーの写真は、僕のLINEのアイコンにしている。

 

3月

就活解禁。ESを出したり面接をしたりが慌ただしくなった。

落ちれば悲しくなる。けど、今振り返ればそりゃそうだっていうのは思う。

就活で鬱になって、どうでも良くなってこれまで以上にゲームをすることもよくあった。これは就活が終わるまで続いた。

あと、とうとう自分が生きるのが辛くなって、学生相談室に通い始めたのもこの頃から。死にたいと思うこと、自分の生きる価値がわからないと感じること、いっぱいあったもんな。よく頑張ったよ。スマホフィルムを一週間で2回割るという、いつもじゃ起きないことも起きた。この頃から秋まで蕁麻疹がすごかった。

 

4月

いろいろ歯車が崩れだす。

就活。他の人の進路状況、就活をもう終える人がいたり、院進する人がいたりで、自分がわからなくなり始めたのもこの頃。

面接も上手く喋れない(コミュ障だし、対策すらしていなかった自分の責任)、ESもやる気がなくなってくるで、ダメ。

ゼミは、今までの研究方針を変えないといけなくなった。自分これからどうすればいいのだろうと、悩んでいた。他のゼミ生の研究の進捗や、後輩の健気な姿を見てすごく病んでいた記憶がある。ゼミ終わりの帰路で「飛び込み自殺してしまいたい」と考えていたのもこの頃。よく松任谷由実の「コンパートメント」を聞いていた。

 

5月

この頃から、若干就活そっちのけで、ゼミにめちゃくちゃ時間をかけるようになった。ゼミは木曜だけで、通常であれば木曜以外は登校しなくていいのに、授業のない月火水のうち2日は大学に来てゼミのことを進めるような生活が、春学期中はずっと続いた。

 

学生相談室で、自分の考え方を変えてみる練習をしようってことになった。自分が0か100で物事を考えてしまう癖があったことに気づいた。ちょっとのミスで「死んだ方がマシ」と思ったり、ゼミのことを頑張っても「全然進んでいない」と感じてしまったり。なので、自分を客観視してみよう、本当に全部ダメなのかな、いいところはあるかなっていうのを考えるようになった。実際これが今も上手く行っていて、自分の気持ちをポジティブに持っていくやり方になった。相談相手は友達ではないから、その関係性がずっと続くわけではないにしても、こうやって自分の弱点に向き合って解決しようとしたのは大きな成長だと思う。逆に、なぜ今までこれをやれなかったのか、という悔いも残る。

 

6月

ゼミの新歓があった。めちゃくちゃ恐怖感情を持ったまま過ごしていたのはここだけの話。現代の若者の人間関係を見るきっかけになった。日記では深い話ができないことを残念に思っていたが、今思うとそれは他の人にとってはそれで良いものであって、僕が話に深みを求めすぎていただけなんだと思う。

ユーミンのライブに家族で行った。めっちゃ楽しかった。苗場に行きたくなった。2024は行けないけど。

ゼミ。相変わらず時間をかけていた。ただ、やっぱり一人だけでは限界があるなと思い、ゼミ生にお願いしてサブゼミを何回か(7月も含めて)やらせてもらった。やる前はこんなポンコツに誰が振り向いてくれるんだろうと思っていたけど、みんなOKって言ってくれてすごく嬉しかった記憶がある。このゼミに入って良かったと思った瞬間だった。

 

7月

就活を終えた。100%納得したわけではないけど、今の自分と照らし合わせるとこれが答えかなという形だった。

ゼミ。調査を終えてひと段落というところ。春学期は他の人にすごく迷惑をかけたはずなのに、みんな助けてくれたのがもう、すごい。みんなに何かお返しできることがあればしたいと思うようになった。

 

 

8月

学生相談室は上旬で終わりになった。メンタルも回復してきたし、今の自分なら問題ないだろうと判断した。

バイトを再開しようとした。だが、実際にはコロナにかかったために始めたのは9月になった。

残りの大学生活の目標を立てた。目標は、「大学生活の7/8を取り戻す」。具体的には「変わる」「経験する」「自分の価値を他人に提供する」の三つ。早速、読書を始めてみた。初めは一日10分でいいから毎日読む、だったけど、気づけば終わっていた。でも、本を読むのは楽しくて今でも続けている。

教習所に通い始めたのもこの頃。

コロナにかかった。熱自体は大したことなかったように思えるが、咳は苦しかった。治って半月くらいはずっと出ていた。

 

9月

バイトを始めたおかげで、7時に起きる健全な生活が始まった。

秋学期が始まった。変わるならまず大学での立ち回りからということで、いろいろ変えてみた。まずは、今まで受けたことのない他学部の授業を受けることにした。これは自分の経験値を増やすため。次に、ゼミ終わりに友人と過ごすようになった。初めは一緒に話すだけだったけど、途中11月からは一緒にお昼ご飯を食べるようになった。これは、変わるため。このおかげ、だけではないけど、会食恐怖症を治すきっかけには確実になった。

 

 

10月

大学生活で一番充実した一ヶ月だった。

人と飯を食べる機会がとても多かった。内定式、バイト先の懇親会、父親の友達との飲み、と。そして、少しずつ人と飯を食べるのが怖くなくなってきた。初め、内定式とかは食べるのにすごく緊張していたのに、だんだん慣れてきた。

真岡鐵道に乗りにいく旅もした。人の温かさやつながりを感じた旅で、昔の自分が戻ってくる気持ちがした。

学祭にも行った。別に誰と一緒だったわけでもないし、出し物をしたわけでもない。ただ、行っただけ。だけど、勇気をもらえた。学生の出し物だから、プロに比べりゃそりゃ大したことないのかもしれないけれど、気持ちがすごい伝わってきたというか。環境じゃなくて、気持ちが全てだなっていうのをすごく感じた。僕は何もしてきていないんだな、変な価値観を拗らせ続けてしまったな、というのをよく感じた。

9月と10月でこれまでにないことをいろいろやった結果、外への憧れというよりは、内にあるものの大切さに気づけた。都会のキャンパスに行きたい!とか、芸能人に会いたい!とか、今の環境が嫌だ!とか、そういうものはどうでも良くなった。反対に、今の関係性、ゼミとか、友達とか、今の環境とか、そういうものの大切さに気づくことができた。一周回って、自分の周囲に感謝の気持ちを抱いた。

 

11月

教習所。いろんな人の講義を受けたことで、自分に合っている人と合っていない人がわかるようになってきた。運転をして、自分の性格がよりわかった。一点を気にしすぎて他のことが考えられなくなる、とか。

この頃から、ゼミ生と学食を食べるようになった。飯を食べながらいろんな話をするのがすごく楽しかった思い出がある。たったこんなことだけど、4年間そういう経験がまずないので、僕的にすごく貴重な時間だなって思う。

ただ逆にいうと、僕が周囲の人から求められているのは、情緒的繋がりではなくて機能的繋がりなんだっていうのも思い知らされた。自分が今まで情緒でのつながりを意識しないような関係を築いてきたからこうなっているのだけど。そして、そういう関係から逃れようとする行動もみられた。

いろんなところに僕がゼミで学んだ考え方が表れているのを感じていた。バイト先での行動は特にそうで、学びが生きているなと感じた。

 

12月

とにかくカメラ。この一ヶ月はずっとカメラのことを思っていた。

あとは特になし。

 

 

まとめ

この一年を一言で言うと、「自分の現在価値を思い知らされた一年」になると思う。

その最たる要因は就活。いろんな企業に落とされ、自分の存在価値がわからなくなった。人気企業ではやっぱり受け入れてもらえなかった。それが今の自分の価値。将来については、果たしてこの選択で良かったのか、今でもわからない。

ゼミのこともそう。研究がうまくいかなかったり、ゼミ生から特殊な眼差しで見られたり。

自分がこれまでにしてきたことが、ここにきて全部かえってきた様な、そんな一年だった。

でもそれが全部悪いことだとは思っていない。自分のレベルが低いってことを思い知らされたから、じゃあここからもっと成長しなければと思えるようになった。やっと髪型を整えるということを覚えたり、会食恐怖症の克服に取り組んでみたり。自分がこれまでにやっていないことにも取り組めた一年だった。

苦しいことが多かった一年で、よく乗り切ったと思う。このブログを書いていて、自分よく頑張ったな、と思った。そして、「このままじゃダメだ、今から変わるんだ」と、変わるきっかけを与えてくれた。そんな年だった。

 

ちなみに、今年の当初の目標は「ひと月ひと旅(一ヶ月に一回は旅に出ること)」だった。3月ですでに途切れた。これは達成できなかった。

 

来年の抱負

来年の目標は、二つ。(今年後半に掲げた「大学生活の7/8を取り戻す」は継続する)

一つ目は、「カメラを使い倒す」である。

来年にはなるが、1月3日に一眼が届く。このカメラを使って、いろんな写真を撮りたいし、いろんな経験をしたい。思い出を残したい。

あと、これまで避けていた人物写真にチャレンジしたい。人の大切な瞬間、表情を写し撮りたい。

そのために、カメラのこと、写真のこと、映像のことをたくさん勉強しようと思う。一眼に30万を払った手前、もう戻れないので、やるしかないね!

 

二つ目は、「With〜誰かと一緒に〜」である。

今まで、特に大学生になってからの僕の行動は、ほぼ一人だった。旅に行くのはもちろん、遊びも、散歩も。一人で楽な部分もある反面、どこかしらで「誰か一緒にいてくれたらな」と思っていた。

だから、来年は誰かと一緒に何かを楽しむ、というのを積極的に取り入れていきたい。

誰か、や、何をするか、は問わない。友達でも、年上でも、年下でも、女性でも。遊びでも、仕事でも。とにかく人と一緒に何かを経験するというのをやりたい。

そういう意味では、一つ目に挙げた「人物撮影」は人と何かをするいいきっかけになりそう。

 

そのためには、外観に気をつけたり、コミュ障を改善したり、そういうところは大事。

あと、チャンスは逃さないように。悩むくらいなら、やってしまおう。

ただまずは、知っている人と会った時に、避けないようにするところからかな笑。

 

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以上。振り返りでした。

このブログを見ていただいている皆様、いつもありがとうございます。

このブログでは「自分の気持ちに忠実に」を大切に、プライバシーには配慮の上で、直接は言いづらいようなことも記してきました。時には気分を悪くされることもあると思いますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただければ幸いです。

来年、読者の皆さまに一つでも多くの幸せが訪れることを願って、2023年の「ばしょうの日常」を締めたいと思います。