ばしょうの日常

世界一自己肯定感の低い男

先日引退を発表した「E4系Max(オール2階建て新幹線)」について語る。

こんにちは。ばしょうです。

先日、JR東日本から来年3月ダイヤ改正についてのプレスリリースが発表されました。

https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201218_ho01.pdf

目立ったこととしては、たびたびニュースで報道されていた「終電の繰り上げ」の他にも「185系国鉄時代から走る特急)の引退」などいろいろありましたが、その中でも僕が一番衝撃を受けたのが

E4系新幹線(Max二階建て)」来年秋に運用終了

というものでした。

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「いや〜ついに余命宣告されたか」と、E4系が大好きな自分としては実に辛い発表でした。

たぶんですが、自分が鉄道を好きになったきっかけは、このE4系だと思ってます。それくらい思い入れのある車両です。今回はそんなE4系について語っていきたいと思います。

E4系は1997年から運転を開始した東北・上越新幹線の車両で、全ての車両が二階建ての新幹線です(Maxという愛称が付けられました)。この車両は二階建て新幹線Maxとしては二代目の車両で、初代はE1系という車両でした(こちらは既に引退しています)。

一つの編成は8両と短いのですが、他の新幹線車両と連結することができて、山形に向かう山形新幹線の車両を繋げて運転したり、E4系を2つ繋いで16両で運転したりと、マルチに活躍してきました。16両で運転する際は着席人数が1634人と、世界で一番お客さんを乗せることができる高速列車です。

E4系はなんといっても全ての車両が二階建てなので、ホームに停車している姿はまさに壁。先頭はちょっとのっぺりしていて、でもそれがまたかっこよかったです。また、2階からの景色は最高で、普段は防音壁であまり見えない景色もE4なら関係なく見ることができたので、乗っていて楽しい列車でした。

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ですが、2階建てゆえに速度は240km/hと他の新幹線よりも比較的遅く、当時高速化を進めていた東北新幹線からは2012年に引退、その後は上越新幹線で活躍してきました。2014年頃から帯の色が従来の黄色から朱鷺色に変わったりもしながらも運用を続けてきました。2016年には新潟で活動するアイドルグループのNGT48が「Maxとき315号」という曲を出しています。

ですが、やはり時代の流れというものがあり、だんだんE4系の最大の特徴である着席定員の多さも、新幹線に乗る人が減ったことであまり意味がなくなってしまいました。また、既に20年以上走っているわけですから老朽化も激しく、この度北陸新幹線で使われているE7系に置き換えられることとなったのです。

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E4系を置き換えるE7系。こちらも好きな車両ではありますが…

E4系を置き換えることによって最高速度を240km/hから275km/hへと引き上げることができるようになるようです。新しい車両になることで快適性も向上します。

ですが、やはり自分はE4系が引退することが嘘であって欲しいと思っています。

僕の母の田舎は新潟にあったので、新潟に行く際はいつも上越新幹線を使っていました。僕がまだ小さい頃に乗ったE4系にハマり、それから鉄道が好きになったんだろうなと思っています。それ以来、「行き帰りのどちらかは絶対にMax!」と決めて、毎年新潟に行く際はMaxに乗ってきました。

このE4系、実はたびたび引退勧告がされてきた車両でもあったのです。

一番初めは「2016年に引退」という記事から。
この時は「やべえMaxがなくなる」と思って焦りました。

その後、引退時期についての記事は度々出たものの、年々引退の日が遠のいていき一旦は「2020年春に引退」ということでした。

しかし2019年に起きた台風の影響で北陸新幹線の車庫が洪水で水浸しになってしまい、10本もの新幹線車両が使い物にならなくなってしまうという悲劇が起こりました。JRはE4系を置き換えるために製造していたE7系を全て北陸新幹線に回す必要が出てきたため、またもやE4系の置き換えは延期に。非常に高価な新幹線が何本も廃車されたことには胸が痛みますが、E4系の引退時期が遅れたのは自分的には不幸中の幸いでした。

何度引退勧告をされようとなんとか生き残ってきたE4系。そのため僕はE4系のことをとうとう「不死身のE4」と呼ぶようになりました(笑)

ですが、引退の足音は近づいてきます。

北陸新幹線の車両が少しずつ足りてきたので、ついにE4系は引退への道を進み始めます。そして少しずつ車両が廃車されています。最盛期には26本いたE4系は、今では13本になりました。

そして今回のプレスリリース。

そろそろとは思っていましたが、引退という文字を見ると辛いものです。自分の思い出の車両が、また一つなくなるのですから。

E7系にも乗ったことはあります。乗っていてとても居心地が良い車両ですし、とにかく静かだと思いました。E4系だとトンネルに入った時の音も大きいですし、ときどきミシミシと年季を感じさせる音もします。でもそれが僕が長年乗ってきた大好きな車両なのです。

今できることはただ一つ。「E4系の思い出をもっと残すこと」。

これまであまり撮ってこなかったE4系の写真を撮りに行ったり、まだ乗ったことのないグリーン車に乗ったり、できることはたくさんあると思っています。

悔いなくE4系とお別れできるように、早めに準備を進めていきたいと思います。

皆さんもぜひ、E4系Maxに乗りに行ってはいかがでしょうか。

JR SKISKIでは、E4系が広告に多く使われてきました。

僕の友達にも「Maxならわかる」という人がたくさんいます。それくらいみんなに愛されてきた新幹線なんです。最後のお別れに、ぜひ乗ってみては!