ばしょうの日常

社会人一年生のひとりごと

初めて対面でゼミ生とマスクなしで顔を合わせたら感動した件

いつもその日の出来事は日記に入れるのだが、これは別に書くことにした。

 

今日のゼミで、学部のパンフレットに載せる候補写真を撮ることになった。

それで、みんなでマスクを外してやりましょうかってことになって。ご時世がら、構図を決める時はマスクつけておいて、撮影するときだけ外すというやり方だった。

それでいざマスク外すってなると、めちゃくちゃ緊張して。今までマスクなしの生活が当たり前だったはずなのに、こんなことでさえためらうようになってしまった。ちなみに、他のゼミ生もちょっとだけぎこちなさそうにしている印象を持った。

いざ顔を合わせると、全員がマスクを外していることがとても新鮮だった。

ゼミ生の顔自体は、zoomで授業やってた時から知っているからわかるし、対面でも自己紹介の時に一瞬だけマスク外したりはしたことがあった。だけど、全員で一緒に外すっていうのが「なんか、すげえ」って思った。

撮影中に「笑いすぎかな?」とかちょっと話すときにも、その人の口の動きとか表情が鮮明に映るし、他者と共感もしやすくて。とても穏やかな雰囲気になれた。

「ゼミってこれだよな」って思った。親密な関係で一緒に研究を進める、そこにおいてマスクがとてつもなく邪魔であることを実感した。

「いつかマスクなしで遠慮なしで話せるようになってほしいな」と強く思った。

 

こうみると、コロナが奪ったものは大きいと実感する。今まで当たり前だったものが全く当たり前ではない。当たり前だったことに感動すら憶える。けれど、この感動もまだ始まったばかりだと思う。これからコロナが解消されていくにつれて、どんどん本当の「コロナで失ったもの」が現れてくるだろう。それは、数値では表せないようなものも含めて。